「ジョブ型ってどんな人事制度?」「最近ジョブ型ってよく聞くけど、なんで流行ってるの?」「自社もジョブ型にしたほうがいいのだろうか」
この記事は、こんな疑問をお持ちの方に是非読んでいただきたい内容となっています。
この記事では、近年のトレンドであるジョブ型人事制度についてお伝えいたします。3回にわたって、2022年7月に開催した2年ぶりの対面セミナーにてセレクションアンドバリエーション代表の平康慶浩が熱弁した内容をご紹介します!
第1回では、ジョブ型人事制度が注目されている理由についてお伝えします。この記事は、講演司会を務めた同社コンサルタントの山田沙樹が、平康の講演内容についてまとめたものです。
*本記事は3分程度で読めます。
*本記事を読めば、ジョブ型が注目されている理由について理解できます。
日本企業が抱えがちな3つの問題
ジョブ型を説明する前に日本企業が悩みやすい3点を確認してみましょう。
すぐに店を閉じてしまう飲食店の特徴
皆さんは、シャッター商店街を見たことがありますか?

シャッターを下ろし営業していない店舗がずらっと並んでいる、こんな光景です。かつては賑わっていたはずの商店街が、なぜ今はシャッター商店街となってしまったのでしょうか?
ある調査によると、シャッター商店街になる理由は次のように考えられています。
①店主が高齢で続けられないこと、後継者不足
②競合店ができたこと、自店の魅力不足
③店舗の老朽化と、それを補修する資金不足
つまり、すぐに店を閉じてしまう飲食店の特徴として、
高齢化、陳腐化、投資不足 という3つの問題があるのです。

この3つの問題は、飲食店に限らず、多くの日本企業において当てはまります。
「資産の活用」が必要不可欠
先述したシャッター商店街は、もう少し早く対策できていれば、閉店せずに済んだかもしれません。
では、どのような対策が考えられるでしょうか?
老朽化を防ぐためには、日頃から備品を丁寧に使ってしっかり清掃すること、壊れた部分をすぐに修理することが考えられます。
自店の陳腐化を防ぐためには、店舗の強みを常に考えて新しい価値を検討することが有効です。
つまり、有形資産が生み出す価値を維持することが大切だと言えます。
有形資産は、目に見えるため認識しやすいです。
しかし、売れる会社は有形資産だけでなく、無形資産も活用しています。
売れる会社は、無形資産の重要性を知っているため、人材を活用しているのです。
無形資産である人材は、有形資産と異なり、成長し続けます。そのため、適切なメンテナンスを行えば、当初期待した価値に加えて、新しい価値も生み出してくれるのです。

なぜ今ジョブ型が注目されているのか?
さて、いよいよジョブ型についてお話します。
そもそも、なぜ今ジョブ型人事制度が注目を集めているのでしょうか?
主な理由として、「コロナショックに伴う働き方の変化」や、「2020年からの同一労働同一賃金化」が挙げられます。働き方が変わることで、従来のメンバーシップ型からジョブ型に移行するニーズが高まっているのです。

まとめと感想
第1回では、日本企業が抱えがちな問題やジョブ型人事制度が注目されている理由についてお伝えしました。
多くの日本企業は、高齢化、陳腐化、投資不足の問題を抱えています。これらの問題に対する解決策として、有形資産だけでなく、見過ごされがちな無形資産としての人材の価値を発揮することが必要不可欠です。
また、働き方の変化に伴ってジョブ型人事制度のニーズが高まっていることが分かりました。
ジョブ型人事制度をどのように設計していけばよいのか、その方法については第2章で詳しくご紹介いたします!次回の投稿もお楽しみに!
第2章はこちら

弊社トピックス【ジョブ型の仕組みに関するエッセンスと導入ポイント】
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