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ナレッジ

人事制度設計の知識詳細

等級制度設計

3-6.ハイブリッド型等級フレーム

行動等級とは、実際に発揮している行動を評価して、個人の等級を決定する仕組みです。 能力で決定する等級と異なり、現在の具体的かつ目に見える行動がベースになっているので、納得性が高いのです。

 

職務等級とは、会社が各ポストに期待する責任の大きさによって等級を決定する仕組みです。 責任の大きさを測るには、職務に求められる責任範囲や意思決定の難易度、専門性の高さなどを総合的に判断することになります。

 

以下のような基本フレームをもとにして理解を深めてみましょう。

 

ハイブリッド型等級フレーム

※行動等級と職務等級をそれぞれ区分するため、行動等級は記号、職務等級は数字で区分して示す。
※行動等級のS~Dは、以下の英単語の頭文字をとっている。
(S:スタッフ、L:リーダー、M:マネジャー、G:ゼネラルマネジャー、D:ディレクター)

 

ここでは行動等級は5階層、職務等級は6階層(0を含めると7階層)用意しています。それぞれ基本となる一般層、管理層、経営層に対応していますが、職務等級は一般層には適用していません。 それは一般層は成長途上にある段階を示し、明確な責任を負わせられないレベルの従業員を適用するからです。行動等級と職務等級にはそれぞれ対応した関係を持たせます。

 

これらはあくまでも基本フレームなので、行動等級を増減させてもかまいません。ただしその場合は、それぞれの等級の根拠を明確にしておきましょう。