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実績

IT・情報通信
インターネットメディア事業

インターネットサービス業界でのチャレンジと専門性を評価する仕組み構築

設立2000年代半ば

従業員200~300名

売上数十億円

               

提供サービス等級制度と行動評価指標の刷新と、評価とOKRの切り離しによる制度運用改善/評価者研修の実施と運用定着支援

実施期間約1年

プロジェクトのきっかけ

同社は、インターネットサービス業という急成長市場に身を置く企業です。
IT業界では、営業・企画・開発といった多様な職種が混在し、それぞれの専門性が事業成果に直結します。
しかし、従来の人事制度は職種ごとの役割やキャリアパスを十分に反映できておらず、特に技術職やクリエイティブ職の評価に対する納得感の不足が課題として浮上していました。
加えて、評価と報酬の連動が不明確で、キャリア形成と結びつかない仕組みは社員のモチベーション低下にもつながりかねない状況でした。
こうした背景のもと、経営管理本部人事・総務部が中心となり、制度刷新の必要性を強く認識。
人事コンサルタントとしての当社にご相談いただいたのは、「制度を単に整備するだけでなく、社員の行動変容を通じて企業成長を後押しできる仕組みを設計したい」という強い思いがあったためです。

目的

本プロジェクトの目的は、社員一人ひとりの専門性や役割に応じた評価・報酬制度を再構築し、企業価値の持続的成長につなげることでした。
具体的には、等級制度を再定義し、スペシャリスト等級を設けることで専門職のキャリアを正当に評価する仕組みを整備。
また、行動評価指標を企業バリューと直結させ、「誠実さ」「本質追求」「挑戦」「ステークホルダーとの関係構築」「専門性追求」の5要素を新たに設計しました。
さらに、従来のMBO型評価を改め、OKRを導入して「チャレンジングな目標設定」を促進しつつ、人事評価とは切り離すことで失敗を恐れない挑戦環境を醸成しました。
報酬制度面では、給与レンジや昇給テーブルを透明化し、昇級時の処遇改善を明確に設計。
これにより社員は自律的にキャリアを描きやすくなり、会社としても成長を後押しできる制度基盤が整いました。

課題

制度改革に先立ち、クライアント側が認識していた課題は多岐にわたります。
第一に、技術職や開発部門において「成果が適切に評価されていない」という不満があり、優秀人材の流出リスクにつながっていました。
第二に、評価と昇給・昇格の仕組みが十分に連動しておらず、キャリア形成や将来展望が見えにくい点が問題視されていました。
第三に、管理職が制度を活用して部下を育成するスキルを持ち合わせていないという、人事制度の運用能力不足も課題でした。
また、従来のMBOは形骸化し、社員が「評価のために目標を設定する」状態に陥っていたため、チャレンジを生み出す仕組みとして機能していませんでした。
これらの課題は、インターネットサービス業界特有の「成長スピードの速さ」と「職種ごとの専門性の多様さ」に起因するものであり、従来型の年功的評価制度では解決が難しいものでした。
そのため、当社は根本的な制度再設計を通じ、企業成長に直結する仕組みづくりを支援しました。

実際に構築した制度のポイント

インターネットサービス業界では、営業、企画、開発、デザインなど多様な職種が存在し、それぞれが成果の源泉となります。
そのため、人事制度も一律的ではなく、職種に応じて評価軸やキャリアパスを明確化する必要がありました。
本プロジェクトでは、新たにスペシャリスト等級を設けることで専門職のキャリアを正当に評価できる仕組みを導入。また、行動評価指標を5項目に刷新し、企業バリューとの一貫性を高めました。
さらに、OKRを導入し、従来のMBOの形骸化を解消。報酬制度では昇給テーブルや給与レンジを透明化し、社員が将来像を描きやすくなるよう設計しました。

提供した支援内容
・等級制度の再設計(スペシャリスト等級の新設、等級定義の明確化)
・行動評価指標の刷新(バリューと直結する形へ)
・OKR導入とMBOからの移行支援
・給与レンジ・昇給テーブルの見直しと公開
・評価者研修による制度運用力の強化

差別化要因
・制度設計にあたり「等級×行動評価×報酬」を統合的に見直した点
・インターネットサービス業のスピード感に合わせた「挑戦を後押しする評価制度」設計
・単なる制度改定にとどまらず、運用研修やシナリオベースのシミュレーションまで支援

特筆すべき課題や解決策の特徴

プロジェクト開始時点では、職種横断的な公平感の不足や、評価と処遇のつながりが見えにくいという問題が大きな課題でした。
特に開発部門では「評価基準が不明確で、自分の努力が報酬やキャリアにどう結びつくのかが分からない」という声が多く上がっていました。
これに対し、弊社は等級制度に「スペシャリスト軸」を新設し、専門人材がリーダー職以外でも昇格・昇給できるルートを整備。
さらに、OKRを評価と切り離して導入することで、失敗を恐れずにチャレンジできる文化を醸成しました。
結果として、制度導入後は社員アンケートで「キャリアの見通しが持ちやすくなった」「挑戦に前向きになれた」といったポジティブな回答が多数寄せられました。
今後は、制度運用の成熟度を高め、よりデータドリブンな人材育成へと発展させていく見込みです。

支援の成果:キャリアパスの明確化、社員エンゲージメント向上、評価納得感の改善
クライアントの声:「評価が公平になり、挑戦する社員が増えた」
今後の展望:OKR運用の高度化、データ分析による人材配置最適化