ビジョン・戦略の鮮度向上のための人事コンサルティング
設立1960年代
従業員3,100名
売上約3,800億円
提供サービス人事戦略策定/人事制度設計
実施期間24ヶ月
プロジェクトのきっかけ
強力なナショナルチェーンおよびグローバルチェーンの地域参入をきっかけに、地元密着でありながら、超大規模チェーンとも互角以上に対抗できる店舗を実現するため、従業員一人一人が価値を生み出せる企業となることを目指して改革を推進。
目的
・勘と経験に基づく経営から、財務などの数値に基づく経営管理体制の構築。
・人それぞれにあわせた業績管理基準の仕組み化、運用の実現。
・従業員一人一人のキャリアと行動変革につながる人事制度の構築。
課題
・アルバイト/パート社員に対する教育が不十分で、お客様の満足度にばらつきが生じやすくなっていた。
・属人的な仕事の進め方、役割分担が当たり前になっていて、店舗ごとの作業オペレーションが非効率になっていた。
・特に本部機能が肥大化しており、管理本部およびバイヤー機能が停滞。
・社員においては年功処遇があたりまえになっており、優秀な若手人材の採用が困難な状態に
実際に構築した制度のポイント
・まず役員層から意識を改めるための合宿を実施。全社課題を明確にし、役員自身の声で全社に改革を通達。
・人事制度では、責任規模と将来期待に応じたダブルラダーの等級の仕組みを採用。
・責任に応じたタイムリーな教育制度との連動を実現。
・異動ルールを明確化し、管理職及び経営層に育成する場合のローテーションルールも具体的に明示。
・店舗タイプに応じた柔軟な処遇を実現。
特筆すべき課題や解決策の特徴
「トップからまず変わることを徹底」
直接お客様に接するパート/アルバイトたちに、会社が変化していることを実感してもらうため、全店舗を経営層が交代で往訪し、変革のメッセージを伝達。
「スキルアップを称賛する風土構築」
店舗における各コーナーのスキルマップを具体化し、それぞれの教育だけでなく、うまくできた場合の称賛を定常化。
品出し、検品、発注や総菜パック調理など細かい作業それぞれに対する求められるスキルと教育を徹底。
「本部における科学的経営管理の推進」
マネジメント判断、リスクコントロールなど、求められる業績指標を具体化し、それぞれの進捗を常に確認しながら経営ができる体制を構築。
それぞれと人事との関係性も明確化。