複合サービス企業において新たな社風を構築し3000億円企業に到達するための人事戦略改定
設立2000年頃創業
従業員300名
売上約1,700億円
提供サービス人事制度設計
実施期間12ヶ月
プロジェクトのきっかけ
M&Aを繰り返しながら成長を続けてゆく中で、これまで以上にハイレベルな人材の獲得と活躍が必須となった。
そのため、戦略から練りなおし、具体的な人事制度と運用を展開するニーズが高まった。
目的
・グループ内各事業に特化するだけでなく、それらを俯瞰的に経営できる人材の獲得と育成
・新卒を中心とした若手社員の早期育成と抜擢による飛躍的成長実現
課題
・大きくストレッチした目標に対する疲弊感が生じていた。
・特定の優秀社員に業務が集中し、疲弊しつつあった。
・期待されていない社員を放置していたため、フリーライド状態の人材も数多く存在。
・結果として、経営幹部たちと現場社員との間に大きな溝が生じつつあった。
実際に構築した制度のポイント
・高く正しいゴール設定と、徹底した進捗確認の「仕組み」化
・チャレンジと結果に応じて、ポジション・報酬が与えられる
・若くても結果を出せば、大きなチャンスが与えられる
・より多くの従業員にチャンスを与える異動の仕組み
・労働市場から優秀者を採用できる報酬レンジの設定
・新しい事業をインキュベートするような創造的議論の場を設定
特筆すべき課題や解決策の特徴
「無茶ぶりに応えること自体を加点評価」
ストレッチに加え、期中の目標変更などが多かった。
そのことに対して前向きに取り組んでいただくために、期中時点での臨機応変な対応そのものを高く評価する仕掛けを設定。
「抜擢後結果を出せば無条件昇格」
若い人材に活躍いただくために、抜擢されて1年で結果を出せば無条件で昇格し、報酬も飛躍的に高まる仕組みに。
「役員を含めた入れ替え性の導入」
現状に甘んじることのないよう、役員層を含めた役職者の入れ替え基準を設定。毎年10%を入れ替える運用を推進。
「従業員に3000万円以上を支払える給与レンジ設定」
成長を目指すコンピテンシー評価と、職責に応じた職務評価を組み合わせたハイブリッド型人事をさらに進め、3000万円以上の年収も支払える報酬制度を導入