製造業
建設資材加工製造業
若手活躍とベテランの再活性化を実現する人事制度改定プロジェクト
設立1985年
従業員300名
売上約40億円
提供サービス人事制度設計
実施期間12ヶ月
プロジェクトのきっかけ
優秀な若手人材の早期離職を防止することに加えて、ベテラン層の生産性向上や管理職層のマネジメントレベルの引き上げが喫緊の課題であり、従来の仕組みを大きく改革する必要が出たため。
目的
- 役職や職種ごとに必要となる知識や能力を明確にし、昇格基準についても明確化する
- 評価と報酬を連動させつつ、主観的な評価や評価者によるバラツキを是正する
- 年功を尊重しつつも優秀な人材が活躍できる報酬基準を設計する
課題
- 会社に必要な人材像を具体化し、各等級に求められる基準を設定する
- 評価の公平性を担保するために管理職の教育を徹底するとともに、年功を尊重しつつ、各等級に求める能力や行動、成果を明確にする
- 評価に見合う賃金体系を設定し、従業員のモチベーションを向上を促す
実際に構築した制度のポイント
- 部署別に等級定義を設定し、専門性を伸ばし、活躍することができるキャリアパスを設計
- 定量的に判断できる業績評価を設計し、全社共通の評価段階を策定
- 昇格モチベーションを高める基本給レンジの設定と責任と権限の大きさに応じた役職手当の設定
特筆すべき課題や解決策の特徴
- 管理職と非管理職で給与の逆転現象が起こらないように設計し、昇格モチベーションへの意識づけを行った
- 専門性を高めるキャリアパスを基軸としながらも、マネジメントスキルを向上させるパスも用意し、より使い勝手のよい複線型キャリアパスへと修正