製造業
製薬メーカー【東証プライム上場】
基幹職人材の挑戦と創造性を支援し続ける人事制度改革
設立1920年代
従業員2,300名
売上約1,100億円
提供サービス人事制度設計
実施期間24ヶ月以上(制度構築後の浸透支援含む)
プロジェクトのきっかけ
時間的変化にともなって生まれた、従業員行動についての現状とあるべき姿とのギャップを埋めることが求められていた中で、人材マネジメントインフラのコンセプトデザインから大きく見直す必要性が生じたため。
目的
「高い品質の維持と安定供給」「革新的な製品開発」を実現するための人材輩出。
働く個人にとっても「働く意欲の源泉」となり、「労働市場における市場価値向上」につながる仕組みづくり。
課題
・専門性を軸とした等級へ移行しつつ、挑戦的役割を付与しやすい等級体系の構築
・生産性向上・高付加価値業務へのシフトを組織的に後押しできるための仕組み
・既存人材像の尊重・活用をしつつも、より運用しやすくするための行動基準整理
・現状の水準はステイしながら、管理職と非管理職の給与逆転を抑制する報酬設定
実際に構築した制度のポイント
理念をもとに成果を生み出すための行動指標体系の整備。
評価は能力・行動・成果評価の3種で実施するように設計。ただし、技能職・総合職の職群に応じて2種類を適用する体系とした。
従業員個人のこれまでの貢献や能力開発に応じ、賞与額にもメリハリをつけるため賞与の算定基礎額は従来の等級ごとのミッドポイントから各人の実給与額へ変更。
特筆すべき課題や解決策の特徴
制度導入後、数年にわたって当社からの運用支援、評価者決定調整支援を行っている。
上記と併せて、新制度導入後の評価者のばらつき是正に向けた評価者教育研修の企画・実行、四半期ごとの評価者会議のファシリテーションまで支援。