行動評価指標一覧の評価段階数を等級数と同じにした場合、等級毎の評価基準はわかりやすいものになります。4段階の評価段階数とした場合の評価軸サンプルは次のようなものでした。
【学習】→【貢献】→【指導】→【革新】
これを等級に置き換えると、以下のようになります。
等級G:革新
等級M:指導
等級L:貢献
等級S:学習
評価指標と組み合わせた場合、以下のように整理することができます。
この例では、全社員共通で4つの行動評価指標を用います。そして評価軸を等級毎にそろえることで、4つの指標それぞれについての成長の方向性を定めることができます。
等級Sで高い評価を得たい場合には、4つの指標それぞれについて学習する行動を示します。
等級Lに昇格するためには、学習から貢献へのステップアップが必要です。そして等級Lに昇格したあとでは、貢献するための行動をとれているかどうかが評価基準となります。
実際に評価に用いる定義の文章は行動評価指標一覧に記載していますが、評価は本人の目の前の行動の指針となるだけでなく、 将来に向けた成長の指針として生かされなければいけません。そしてそのためには一目見て理解できる、というわかりやすさが重要です。