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インタビュー

不動産流通業としての現場主義と、フランチャイズ本部としての統率力。その両立を目指し、人事制度改革に挑んだセンチュリー21の軌跡を追う。

株式会社センチュリー21・ジャパン様

20年以上続いた人事制度を刷新し、変化に適応する組織へ。
成果主義が根づく不動産業界において、個人の数字だけでなくチームの総合力を正しく評価する仕組みづくりに挑んだセンチュリー21。
小規模ながらも全国の加盟店を支えるフランチャイズ本部として、制度を“模範”にまで磨き上げることを目指した改革の裏には、社員一人ひとりの意識変革と、制度を定着させる地道な努力がありました。
セレクションアンドバリエーションの支援を得て進めた人事制度改革の背景や過程、現状について、執行役員の林田安規氏、人事部の岩井睦氏に話を聞きました。

決め手は、困難な課題に対応するための具体的な提案

—— まずは、人事制度改革に取り組むに至った背景を教えてください。

岩井氏:

当時の人事制度は導入から20年以上が経過していました。もともとは創業期の業務スタイルに合わせて作られたもので、現場に即した制度ではありましたが、時代の変化には追いつかなくなっていました。
不動産流通業はお客様との信頼関係の上に成り立つビジネスであり、成果や行動が数字で明確に表れる世界です。一方で従来の評価基準は定性的で、社員からは「どのように評価されているのかわからない」「努力が報われにくい」といった声が上がっていました。
特に近年は他社出身者も増え、評価への期待値が多様化していました。こうした中で、“制度と社員意識のズレ”を解消することが急務でした。

林田氏:

私自身、現場のマネジメントを通じて、制度の限界を感じていました。努力や工夫を評価したいと思っても、基準が曖昧で伝えにくい。小規模な会社だからこそ、一つの評価が社員のモチベーションに大きく影響します。
また、当社はフランチャイズ本部として加盟店を支える立場でもあります。社内の制度が時代遅れでは、全国の加盟店に信頼される“モデル”にはなれません。自社がまず変わる必要がある、という危機感を持っていました。

制度改革を通じて見えてきた、「変化に適応する力」

—— 新しい制度の導入によって、どのような変化がありましたか。

岩井氏:

導入を通じて感じたのは、社員の意識が明らかに変わったことです。
「会社は変化に対応しようとしている」という姿勢が伝わり、制度が“動くもの”であるという理解が広まりました。
まだ成果が数値で表れる段階ではありませんが、「人材開発を重視する会社だ」という共通認識が生まれたことは、大きな成果だと思います。

林田氏:

以前は、評価の根拠を説明するのに苦労していました。しかし今では、行動や成果を具体的な基準で示せるようになり、納得度が上がっています。
不動産流通業は成果主義的な文化が強いですが、「数字だけでない貢献」も評価する方向に舵を切れたのは大きな前進です。営業部門だけでなく、バックオフィスや管理職の努力も正当に評価され、チーム全体で成果をつくる意識が高まりました。

「この会社なら任せられる」と思えた理由

—— 制度導入に際し、弊社を選んでいただいた理由を教えてください。

岩井氏:

制度改定を検討する中で、いくつかの外部専門家にも相談しましたが、どれも抽象的で、実際に運用するイメージが持てませんでした。
そんな中で出会ったのがセレクションアンドバリエーションさんです。
弊社の特徴である“本部としての役割”と“現場感覚を重視する文化”をしっかり理解してくださり、机上論ではなく現場に根づく制度提案をしていただきました。
制度だけでなく「運用まで見据えた仕組み」を提案していただけたのが、決め手になりました。

林田氏:

セレクションアンドバリエーションさんの良さは、現実的な提案力だと思います。理想論を語るだけでなく、「この人数規模ならこう動かすべき」「この評価シートなら社員が理解しやすい」といった具体的なアドバイスをもらえました。
当社のような組織にフィットする制度を、現場を理解したうえで共に作り上げてくれたことに感謝しています。

評価の“公平性”を支える仕組みをつくる苦労

—— 人事制度改革の中で、特に苦労された点を教えてください。

林田氏:

社員全員の顔が見える小規模組織だからこそ、公平に評価することは難しい。
感情や関係性に流されず、しかし数字だけでも判断できない。
だからこそ、成果だけでなく行動指標・チーム貢献など多面的に評価できる仕組みを整えました。セレクションアンドバリエーションさんが作成してくださったロジックは、公平性を支える裏づけとなりました。

岩井氏:

営業職・管理職・本部スタッフ、それぞれ求められる役割が異なります。
それを「同じ物差し」で測るのではなく、役割ごとに期待を整理し、共通の言語で評価できるようにしたことがポイントです。
このプロセスを通じて、社員同士の理解も深まり、結果的に社内の一体感が高まりました。

人が自律して働ける制度を次のテーマに

—— 今後、従業員の皆さんにどのように成長してほしいとお考えですか。

岩井氏:

これからは、誰かが誰かを管理するのではなく、社員自身が自律して動ける環境をつくることが重要だと思います。
自由度の高い環境の中で、方向性を合わせながら働くための仕組みづくりが次のテーマです。
また、制度をより活かすために、被評価者の教育にも取り組みたいと考えています。制度を“使いこなす力”を身につけ、個人と会社がともに成長していける環境を整えていきたいですね。

林田氏:

会社を成長させる方法は二つあると思います。
一つは「高い目標を掲げ、同じ物差しで競争させる」やり方。もう一つは「互いを尊重しながら、組織力を高める」やり方です。
不動産業界では前者の文化が強いですが、当社のような多職種・小規模の組織では、後者が大切だと感じています。
チームプレーを軸に、互いの強みを認め合う文化をつくっていきたいです。

制度をつくって終わりではなく、「定着」に寄り添う支援

—— 最後に、弊社のコンサルティングを受けてのご感想をお聞かせください。

岩井氏:

セレクションアンドバリエーションさんは、スピード感と実行力が抜群です。
提案から実行まで常に機動的で、こちらの意図を汲みながら柔軟に対応してくださいました。
制度は作って終わりではなく、運用が始まってからが本当の勝負。
これからも運用段階で迷うことがあれば、最初に相談したい存在です。
“現場で生かせる制度”を共に考えてくれるパートナーとして、これからも期待しています。

林田氏:

先日実施していただいた評価者研修も非常に有意義でした。
評価者の立場から見た具体的な判断軸や、面談での伝え方まで、実務に即した内容で大変参考になりました。
制度を作って終わりではなく、定着まで寄り添いながら伴走してくれる姿勢を感じます。
今後も、フランチャイズ本部としての模範となる制度運用を目指しながら、引き続きご支援をお願いしたいと思います。

※所属・肩書等は取材当時のものです。

企業名
株式会社センチュリー21・ジャパン
発足
1983年10月
資本金
517,750,000円
社員数
事業内容
不動産フランチャイズ事業
今回ご提供したサービス
組織・人事制度設計
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