ふたつの等級の仕組みに応じて給与水準を設定しただけでは完了ではありません。
行動等級をもとに設定した基本給、職務等級をもとにして設定した職務給を、それぞれの組み合わせにあわせて一覧化します。そうすることで給与制度がわかりやすいものになります。
サンプルとしての金額は以下のようになります。
これはグラフにしてみるとさらにわかりやすくなります。
このグラフを見ると、まず社員は等級S-0の20万円~30万円のところからスタートし、やがて等級L-0の30万円~40万円の給与を得られるようになることがわかります。管理職となる等級M―1(職務等級)になるときには、職務給の分だけ給与が大幅に増えます。そうしてどのようなキャリアを描いていけるかがわかりやすく示されます。